接骨院と帯状疱疹

毎日、多くの方の治療をさせて頂くと
色々な症例に出会います

その中でいつも注意している疾患のひとつに

「帯状疱疹」

があります

帯状疱疹を簡単に言いますと

身体に潜んでいた水ぼうそうのウィルスが
神経の節を通じて出てきたものです

それがなぜ接骨院と関係があるかと言うと

症状が「神経を介して痛みをだす」ため
肩や腰などが悪いと思って接骨院を訪れる方が多いのです

一例として

・首から顔が痛い
・坐骨神経痛がでた
・背中が痛い

等の理由で当院へ来院される方が多いですね

それで診てみると
関節や筋、腱、骨など運動器に問題が確認できず
皮膚表面をよくよく観察すると
小さなつぶつぶの赤みを帯びた湿疹が
大抵”ちょこっと”確認できます

私の個人的な経験では
帯状疱疹は最初痛みが先行して
あとから湿疹が広がってくる方が多いようです

そんな場合
とにかくすぐ皮膚科の受診を勧めます

ちょっとの湿疹の場合
帯状疱疹でないことも多いです

しかしこの疾患は治療が遅れると
大変困ったことになりかねません

そのことを患者さまに伝え
皮膚科受診を勧めると
仮に帯状疱疹でなくとも
ほとんどの患者さまは納得してくださいます

逆にもう少し皮膚科受診が遅れていたら大変だった
と医師から言われたり
三叉神経に発症していて
すぐ緊急入院なんてこともありました

このようなことから
私が治療をさせて頂く方には
最初に必ず症状のあるところを
「目でじかに、皮膚表面を観察」させてもらっています

診させていただく方が女性だと当然気を使いますが
性別や年齢に関係なく帯状疱疹はけっこうありますので
十分配慮した上で観察しています

以上、現場からでした